特許文献の調査はデータベースを対象にして行われます。
Ⅰ.特許調査用データベース・無料
I-a 日本特許庁の電子図書館
I-b 世界知的所有権機関(WIPO)
I-c 米国特許商標庁
I-d 欧州特許庁
I-e 韓国特許情報院
I-f 中華人民共和国国家知的財産局
I-g カナダ知的財産庁
Ⅱ.国内特許調査用データベース・有料
Ⅱ-a PATOLIS(パトリス)
Ⅱ-b NRIサイバーパテントデスク
Ⅱ-c 国内特許公報[ATMS]
Ⅱ-d HYPATWeb総合サービス
Ⅱ-e JP-NET
Ⅱ-f NEF-NET
Ⅲ.外国特許調査用データベース・有料
Ⅲ-a Lexis-Nexis
Ⅲ-b Westlaw
Ⅲ-c Delphion
Ⅲ-d Questel・Orbit
Ⅲ-e Dialog
Ⅲ-f DWPI
Ⅲ-g STN
Ⅲ-h MicroPatent
Ⅰ.特許調査用データベース・無料
I-a 日本特許庁 [電子図書館]
特許庁の電子図書館では、特許、実用新案、意匠登録、商標などの公報を検索したり、ダウンロードすることが可能です。出願経過情報や異議申立や審判などの経過情報、年金納付情報なども無料で検索可能です。
URL http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl [特許庁電子図書館]
I-b 世界知的所有権機関 (World Intellectual Property Organization)
WIPOのデータペースでは、国際出願された特許の書誌情報や、国際調査報告(International Preliminary Report on Patentability)、国内移行情報(National Phase Information)、英語による出願時には記載内容、請求の範囲、優先権書類なども検索可能です。また、電子図書館では、特許(PCT),国際登録商標(Trademarks),国際登録意匠(Designs)などが検索可能です。
URL http://www.wipo.int/pctdb/en/ [国際特許出願の調査]
http://www.wipo.int/ipdl/en/[WIPOの電子図書館]
I-c 米国特許商標庁(United States Patent and Trademark Office)
米国特許商標庁のデータデースでは、特許、意匠特許、商標などの公報を検索したり、TEXTデータやイメージ形式での出力なども可能です。年金納付情報なども無料で検索可能です。
URL http://www.uspto.gov/patft/index.html [米国特許商標庁の特許調査データベース]
I-d 欧州特許庁(European Patent Office) [esp@cenet]
esp@cenetは、そのワールドワイドデータベースに世界中の72ヶ国の特許を5400万件保有しております(2006年5月時点)。また、2005年2月からは欧州特許と英国特許については、発行の日にデータ検索可能となります。1976年10月以降の英語での日本の特許出願の公開公報の要約もデータベースにあります。
URL http://ep.espacenet.com/ [esp@cenet]
I-e 韓国特許情報院 (Korea Institute of Patent Information)
韓国特許情報院のWEBSITEでは、K2E-PAT(Korean to English – Patent Automatic Translation) Serviceによる機械英語翻訳により、特許、意匠、商標なども無料で検索可能です。 本来の韓国語の公開公報は無料でpdfファイルでダウンロードできますが、それを英語のFULLTEXTに翻訳する場合は、例えば1回30ドルの翻訳代がかかります。
URL http://www.kipris.or.kr/ [韓国特許情報院 Korea Institute of Patent Information]
I-f 中華人民共和国国家知的財産局 (State Intellectual Property Office of People’s Republic of China)
中国語での操作になりますが、特許(発明専利)、実用新案(実用新型専利)、意匠登録(外観設計専利)の簡単な検索が可能です。出願日(申請日)や出願人(申請人)、その他の公開番号や名称などので検索も可能です。
URL http://www.sipo.gov.cn/sipo/zljs/ [中華人民共和国国家知的財産局 専利検索]
I-g カナダ知的財産庁 (Canadian Intellectual Property Office)
カナダ知的財産庁のwebsiteでは、特許、意匠登録、商標などの公報を検索したり、ダウンロードすることが可能です。キーワード検索、番号検索、ブーレンサーチ(boolean search) などにも対応しております。
URL http://patents1.ic.gc.ca/intro-e.html [カナダ知的財産庁 特許検索]
Ⅱ.国内特許調査用データベース・有料
Ⅱ-a PATOLIS(パトリス)・株式会社パトリス
財団法人日本特許情報機構(Japio)のデータベースとして長年使われてきたデータベースで、特許庁の電子図書館が開始する以前では特許の検索と言えば、手めくりかパトリスという状態でした。フルサービスのpatolis,廉価版のpatolis-J,-Lなどもあります。
URL http://www.patolis.co.jp/ [パトリス]
Ⅱ-b NRIサイバーパテントデスク・エヌ・アール・アイ・サイバーパテント株式会社
NRIサイバーパテント(株)が提供する特許情報サービスです。特許庁発行の公報や、海外の特許情報(米国特許・欧州特許・国際公開)、企業発行の技報等の有用な技術情報をインターネットを通じてご利用いただけます。意匠公報を意匠分類・意匠権者・全文などのキーワードで検索することもできます。パテントファミリーサーチも可能です。
URL http://www.patent.ne.jp/ [NRIサイバーパテントデスク]
Ⅱ-c 国内特許公報[ATMS]/ G-Search データベースサービス・株式会社ジー・サーチ
特許庁より発行される国内公報を蓄積した、特許・実用新案公報全文検索サービスです。論理式での検索、集合演算・生死判定による絞り込み、PDF出力、審査経過ウォッチング、SDI などが利用できます。また、概念検索、マップ機能、グラフ作成機能、近傍検索機能、分類表(IPC、FI、Fターム)のガイダンス機能、最新FI/Fタームでの検索機能なども利用できます。
URL http://db.g-search.or.jp/law/index.html [国内特許公報[ATMS]]
Ⅱ-d HYPATWeb総合サービス・株式会社発明通信社
昭和58年からの国内知的財産情報(公開・登録 (公告))をフルテキストで検索可能です。請求の範囲 (公開特許・昭和61年~平成4年)は目視チェックにより、100%に近い精度で検索でき、公開実用新案「考案の詳細な説明」部分も検索可能 (昭和58年~) です。
URL http://www.hatsumei.co.jp/hypatweb/index.html [HYPATWeb総合サービス]
Ⅱ-e JP-NET・日本パテントデータサービス株式会社
JP-NETは日本特許/実用新案(公開・登録・公告・公表)とアメリカ特許明細書、審査経過情報、意匠、商標、公開・国際商標、審決公報を含めた全件データをインターネット上で提供いたします。
URL http://www.jpds.co.jp/business/internet_1.html [JP-NETサービス]
Ⅱ-f NEF-NET2・日本発明資料株式会社
同義語等と中間一致、近傍などの手法により、漏れとノイズの少ない調査が出来ます。使い放題で、大量の概要チェックは全一括表示と連続表示等で短時間に処理可能であり、紙公報分も要約、全クレーム、図説、全図面がつきます。IPC、FI、ファセット記号、Fタームによる検索も可能です。
URL http://www.nefnet.co.jp/Welcome_IE.html [NEF-NET2]
Ⅲ.外国特許調査用データベース・有料
Ⅲ-a Lexis-Nexis
法律系データベースの2大大手の一方です。レクシスジャパンのサイトでは、一般の判例検索、特許、実用新案、意匠、商標に関する審決、弁護士検索などが可能です。また、米国判例検索や米国特許の近傍検索(同文内、同段落内など)もLexis.comのサイトでは可能です。
URL http://www.lexisnexis.jp/?a=g [レクシスジャパン]
http://www.lexis.com/ [lexis.com]
Ⅲ-b Westlaw
法律系データベースの2大大手のもう一方となるWestlawは、トムソンコーポレーションの傘下にあるデータベースで、米国判例検索と共に特許の近傍サーチなどが可能となっています。また、Barbriという司法試験の準備講座の1つのコースはPatent Bar(米国弁理士試験)の準備講座になっております。
URL http://www.westlaw.co.jp/ [Westlaw]
http://www.patentbarbri.com/ [Patentbarのクラムコース・Barbri]
Ⅲ-c Delphion
米国特許、欧州特許、ドイツ特許、PCTなどのフルテキスト特許検索機能とINPADOCやDerwent World Patents Index の検索機能、さらには特許情報分析ツールを併せもったウェブサービスです。Citation Link(引用関係のマップ化)、Snapshot (検索結果のフィールドによるグラフ化)、Text Clustering (検索結果のキーワードによるグルーピング) などの分析ツールもあります。
URL http://www.delphion.com/ [デルフィオン・トムソンサイエンティフィック]
Ⅲ-d Questel・Orbit
Questel・Orbit社オリジナルの世界78カ国、約5000万件の包括特許情報「PLUSPAT」により、シームレスで包括的な特許調査がスムーズに行えます。米国、欧州、PCT、英国、フランス、ドイツの特許情報及びリーガルステータス情報を収録しています。また、ECLA(欧州特許分類)コードが主に欧州系特許1800万レコード以上付与されています。
URL http://www.questel.com/en/index.htm [Questel‐Orbit]
Ⅲ-e Dialog
Dialog とは 、Dialog(ダイアログ)社が提供するオンライン情報検索システムです。世界の特許・医薬・科学技術・人文・企業情報など 500 種以上の商用データベースが収録され、知的財産権分野ではDerwent World Patents Index(DWPI)やINPADOC、医薬分野ではMEDLINEやEMBASE、ビジネス分野ではD&Bの企業情やINVESTEXTなど、主要なデータベースの情報が様々な方面で利用されています。G-SearchやNifty経由でのアクセスができます。
URL http://www.dialog.com/ [Dialog]
Ⅲ-f Derwent World Patents Index
Derwent World Patents Indexは、世界41特許発行機関から発行される各国言語で書かれた特許明細書を英語に標準化し、各分野における専門家が分かり易くタイトル、抄録を作成し、さらにDWPIコードを付与した特許データベースです。全収録特許を英語に標準化(中国語や韓国語の特許も英語で内容の確認可能) しており、簡潔なパテントファミリー・テーブルでその発明に対するファミリー情報も表示されます。Questel・Orbit、Dialog、Delphion、STNなどの種々のデータべース内で使用可能です。
URL http://www.thomsonscientific.jp/products/dwpi/index.shtml [Derwent World Patents Index]
Ⅲ-g STN (the Scientific and Technical Information Network)
STN (エスティーエヌ) は,世界の科学技術分野を中心とするオンライン情報サービスで、 キーワード検索だけでなく数値や化学構造,タンパク質・核酸の配列からも調査ができます。その解析機能により、引用文献(Dpci,SciSearchファイル)による特許出願人の解析や特定分野の解析も可能です。
URL https://stnweb-japan.cas.org [STN WebSite]
http://www.jaici.or.jp/stn/stnint.htm [社団法人化学情報協会]/
Ⅲ-h MicroPatent
PatentWebは特許データの世界有数の商業データベースを備えたマイクロパテントのデータベースの1つであり、5000万以上の全文およびフロントページデータを記録しています。
URL http://www.micropat.com/static/index.htm [MicroPatent]